金刀比羅神社と神落萱神社そして、倭姫宮。
色々な内容がごっちゃになるので、神社にお参りした時は別にしてみることに。
まず最初は、前から気になっていた、倭姫宮の西北側にあるから気になっていた、金刀比羅神社(コトヒラジンジャ)と神落萱神社(カミオチガヤジンジャ)にお参りしたくて向かった。
御祭神は、大物主命・宇迦御魂神・三輪大神
参道目掛けて上り坂を上がっている時に、すごい勢いで目指している参道をバイクで駆け上がって行く人が見えた。
これを目印に坂を上がると神社が。
自転車を何処に置けばいいのか迷っていたので、お陰で自転車を上まで持って行っていいんだと分かり助かった。
上がって行くと、幾つもの鳥居が。
先に進んで行くと、お揃いの文字の書いてある白色の法被を着た人たちが、ずらりと並んで座っている姿と、神主さんらしき人の姿が見えた。
丁度氏子さん達の集まりか、何かの儀式の日時に来てしまったらしい。
さっきの慌てていた人は、遅れないように慌てていたのだなと。
邪魔をするわけに行かないので、すぐに逆戻り。
またの機会にお参りしようと思う。
ちなみにこの金刀比羅神社は、子授けで有名で祭典の時には賑わうようです。
祭典後に餅撒があり、そこで撒かれる餅は男性器女性器を模した形をしているとか。
そして、桜の季節に来ると素晴しいようなので、来年その頃にもお参り出来たら嬉しい。
坂を上がった所に、車が何台か停めてあったので駐車可能なのかと思われる。
但し、停められる台数はかなり限られていそう。
そして、倭姫宮へ
表参道から中に入ると、人が殆ど居ないことも手伝ってくれて、風の音風で軋む木の音、風に拭かれる葉っぱの音音音。鳥の声も混じり一瞬どこでもない森に入ったような気持ちになった。
伊勢の神宮を巡ると、妖精が現れても不思議じゃない感じの木に沢山出会う。
今、丁度お隣に新正殿を建設中。
お天気にも恵まれて、美しい。
神宮美術館などが一同に会している一体にあるので、駐車場は確保されている。
但し、表参道からお参りしたい場合は、一旦奥の駐車場に停めてから来た道を降りて行くことになる。
神社ではないが、前から来たかった神宮美術館へも。
緑も多くて素敵な感じにワクワク。
中に入ると換気されてない?感じの埃っぽさが気になる。
今、喉と肺の調子が良くないので、感じてしまうのかも。
中は広々としていて、ガラスが大きく外の景色も本当に美しい。
休憩出来る椅子とテーブルが数カ所にあって、ゆったりした気持ちで見ることが出来る。
ビデオを見るスペースでさえ、この素敵な空間。(手前の方に画面が)
ビデオと言っても、館内の案内テープが流れているわけではなく、自分が見たい物を窓口に申告して流してもらうシステム。
一つ一つが丁寧に作ってあるようで、それぞれが15分か30分のいずれかの時間。
正直言うと、なんとなく江戸小紋なら面白いかもという興味本位で選んだのだが、とんでもなかった。
あんなに細かい作業を幾つもの幾つもの行程をして仕上げるとは、恥ずかしながら全く知らなかった。
やはり極めた人の言葉は、どこまでも深いなと思う。
ビデオの中で、人から「小紋屋は出来っこ無い事を、出来るような顔をしてやる、伊達男。」と言われた言葉を、
小宮氏は、「伊達男ってことは、バカってことでしょ。でお、バカになってやることが大切」
もうこの一言だけで、ノックアウトですよ。
その後も涙が止まらなくて困った。
小紋の継承だけでなく、型紙の職人や彫師の職人の養成や援助など、損得を超えた所で生きているんだなと。
最後の方で、何が一番大切な継承かと言えば「伝統は気持ちを残すこと」
素敵過ぎる。
本当に大切なものは、形のあるものじゃなく、形の無いもの。
星の王子さまの言葉を思い出しちゃう。
『心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ』
かんじんなことは、目にみえないんだよ。
駐車場あり